
- においのしない防水材
- 無害の防水材
- 含水率が高くてもそのまま工事できる防水材
- 天候にほとんど左右されない防水材
- コンクリートから水蒸気がぬける防水材
- 自己補修効果のある防水材


使用している防水材で水漏れが止まらないので、効果の高い防水材を探していると、お問い合わせをいただくことがあります。
使用している防水材によっては、経年劣化で亀裂が入ってしまうものや、平らな下地である必要があるもの、においが強いものなどの経年劣化を含めた見た目悪さがデメリットになるかと思います。
また、通常の防水材ですと、天候に左右されることを予め踏まえた上で、予算にしても工事完了日にしても多めに考えておく必要があるかと思います。
天候に左右され工事が進まないのは誰のせいでもありませんが、何らかの責任を取る必要が出てしまいますよね。
こういったお悩みの解決策として、
コンクリートそのものを緻密にし、透水率を下げ
耐久年数が長く、見た目を変えない防水材を採用してみてはいかがでしょうか?
広範囲な使用環境で発揮でき、施主様と施工業者様や設計者様が確実に満足できる、これからのRC躯体に必需な防水材です。

コンクリート改質材とは?

新設、既設を問わず、コンクリート構造物に対し耐久性を向上させる一つの手段として、コンクリート表面に保護層を設ける表面保護工法で使用する「けい酸塩系表面含浸材」です。
表面保護工法で使用される材料は「シラン系」「けい酸塩系」および「その他」の材料に大きく分類されます。
表面保護工法では構造物の外見を変える事なく構造物の性能を向上させる事が可能ですが、「けい酸塩系表面含浸材」では、さらに施工性(専門的な技術の習得を必要としない。悪臭等が発生しない。)や経済性(短期間に施行が可能)に優れコンクリート表層部やひび割れ部の組織を緻密化します。
新設構造物に対しては耐久性の確保。既設構造物に対しては劣化抑制や、予防維持管理として活用されています。
RCガーデックスの特徴・効果

- 01コンクリート内部の毛管空隙を充填し、内部外部を問わず防水効果を発揮
- 02常に湿潤・滞水状態のコンクリートも施工可能(各種ピット、水槽等)
- 03新旧コンクリートの打継ぎ部の一体性が図れる
- 04新築時の施工で水分供給による異常膨張や低質 RC の早期炭酸化(中性化劣化)を防止
- 05白華現象(エフロレッセンス)の発生を抑制
- 06コンクリートの多孔性状を平滑化し、高いプライマー効果を発揮
- 07全てのセメント質を含む部分に使用が可能
- 08材料の安全性は高い評価を獲得(水道施設の技術的基準、資機材等の材質に関する試験に合格)
コンクリート改質材RCガーデックスは、
「高い防水止水性能」「塩害・凍害の防止」「中性化の抑制」
と非常に多機能でありながら低コスト化を実現した、施工性と長期耐久性に優れた新発想の「けい酸塩系」製品です。
最新のナノテクノロジー(微細化技術)から生まれた「ナノサイズ」のシリケートをふんだんに使用し、基本原理である
「RC表面に浸透→空隙に充填→固化体化」
を広範な使用環境で発揮できる当製品であり、かつ、コンクリート表面の色調を変化させません。(シラン系及びその他の表面含浸材は濡れ色への変化や、表面がテカる事があります。)
また、RCガーデックスを塗布するとコンクリート中のカルシウムイオンと反応し、コンクリートを緻密化する事により炭酸ガスや水等の劣化因子の侵入を抑制します。
カルシウムイオンと反応する時には、強アルカリの水酸化ナトリウムを生成し、中性化したコンクリートにアルカリ性を付与します。

コロイド状けい酸ナトリウム系含浸材は水溶液中において鎖状分子がナトリウム原子を取り囲む構造を持つポリシリケート構造として存在している。
このポリシリケート構造(約50μm)はけい酸ナトリウムイオン(約30nm)の集合体のため大きい。
しかし、RCガーデックスの主原料であるナノサイズのけい酸ナトリウムはサイズが約1~2nm(1μm=1,000nm)と小さいため、コロイド状けい酸ナトリウム系含浸材と比べて浸透速度、浸透深さ、反応速度等が優位なため、防水性能等に大きな差が出ます。



打設後や脱型後の乾燥による収縮等で徹細な毛管空隙・空隙が発生する。

噴霧器や刷毛等を用いてコンクリート表面にRCガーデックスを塗布します。

内在する水酸化カルシウム(Ca(OH)₂)と反応し、C-S-H系の結晶(ゲル状の無機ポリマー)を生成。

雨等の水分によって未反応の材料が躯体内部へ更に浸透。内部で③を再度繰り返す。

時間の経過に伴い水密層を形成し、水路を塞ぐ。空気に接するC-S-H系の結晶は固化体化し水の進入を防ぐ。


低圧散水により、RCガーデックスがコンクリート内部に浸透。

反応範囲は、貫通クラック0.2m表面クラック0.8mmをカバー。

RCガーデックスが各種カルシウム・水と相互反応。

相互反応したRCガーデックスがゲル状になり、クラックを充填。

充填したゲルの上部が水に溶けだしたカルシウムイオンとの反応で固化体となりクラックを埋める。毛管空隙の上部も同様である。

充填部分に再クラックが入ると、ゲル(乾燥状態)に水分が接触、可逆的返還でゲルが再液化(オレンジ部)し、クラック下部へ流出。

再液化したゲル(材料)は下部のクラック界面で遊離アルカリと反応し、再度ゲルを生成し、水の侵入を防ぐ。

再ゲル化部分で水分に触れる部分は、ゲルから固化体へと変化する。水分に触れない再ゲル化部は次のクラックに備える。



国土交通省新技術(NETIS)において「平成23年度活用促進技術」として指定された材料。(登録商品KT-060075-VE)
2014年12月より、活用効果調査票の提出が不要な技術となりました。
「継続調査対象外(-VE)」
住宅瑕疵担保履行法の制定により、国土交通大臣に指定された保険法人5社すべてから、住宅瑕疵担保責任保険の設計施工基準の第3条の確認において、承認された材料。
このことからも、リスクがない、信用の高い材料であることがわかります。
新築工事で、材料メーカーから材料の10年保証、施工する当社は施工の10年保証。
改修工事では、状況によって2年から5年を保証。


通常の防水工事で、およそ1ヵ月を施工期間として取られる建築業者・設計事務所様が、実際の施工期間中に長雨等で遅延が発生した場合、現場管理費がかさむだけでなく、罰則金が発生することも。
RCガーデックスは、通常の防水工事のわずか約1/10の工期で施工が完了します。(躯体形状や総面積による)
工期が短縮されることにより、詰所や駐車場などのレンタル期間も短くなり、費用を抑えることができます。

RCガーデックスは、通常の防水材とは違い、無色透明ですので、コンクリート表面の色味を変化させません。
(シラン系及びその他の表面含浸材は濡れ色への変化や、表面がテカる事があります。)
見比べてください。ここまで変わりません!


無色透明なRCガーデックスは、浸透することで効果の出る材料です。
施工後に躯体内部の浸透具合を判断する方法は、現状ありません。
現在、確認する手法としては「超微細蛍光剤を同時に含浸させる方法」か、中性化の進んだ 躯体であれば「フェノールフタレインによる反応比較テスト」が考えられます。
また、貫通部で水分が目視できる部位であれば、初期の塗布時点でPHをチェックする事でガーデックスが浸透したか否かは測定可能です。

既存コンクリートへの表層引張強度試験
工事場所:埼玉県株父郡 新梅島橋
建設時期:1968年3月(45年経過)
RCガーデックス施工 2011年11月
引張試験実施日2012年6月


※テクノテスター R-10000NDにて計測
既存コンクリートへのアルカリ性回復試験
工事場所:NEXCO西日本阪和自動車道和歌山
建設時期:1974年10月(38年経過)
RCガーデックス施工 2008年11月
中性化判断基準:pH10
新設のコンクリートのPH:pH12~13


※表層下20~30mm付近の資料を採取
コンクリートへの伸び能力試験
試験方法:独立行政法人水資源機構技術研究研修センター
報告第8408号「コンクリートの伸び能力に関する実験的考察」準拠
試験用供試体:15×15×53cm
改質材塗布:材齢14日で実施、標準養生


既存コンクリートへの透水性試験
試験機関:清華大学水利水電工程系
試験日:2012年10月
RCガーデックス施工 2008年11月
供試体:水セメント比0.58
養生期間14日


赤字部分は機械の測定限界(4.0MPa)を超えており正確な数値は不明です。

RCガーデックス公認特約施工店のCKS

RCガーデックスは、無色透明で見た目に影響を与えないことが特徴の防水材です。その特徴がゆえに、一見施工がわかりにくいものでもあります。
だからこそ、メーカー公認の特約施工店として、しっかり、まじめに施工をしております。
長野県内の大手建築会社様の施工をさせていただけるのも、ひとえに真面目に施工をしてきた評価と自負しております。
当社は、長野県を中心に山梨県・群馬県・新潟県・富山県・岐阜県・愛知県・静岡県・埼玉県の建築業者・土木業者・設計会社・工務店・防水業者様のご依頼によりRCガーデックスの防水施工をしています。
RCガーデックスメーカー 日本躯体処理株式会社
私たちが目指すもの
今や、一般常識となった「コンクリートクライシス」は、身近な潜在的不良債権と言っても過言ではない。 なぜなら、本来100年を超える事も可能な寿命も50年未満で崩壊を迎える可能性を内在しており、多くが危険な砂と砂利の固まり「砂製の楼閣」である。
数年前、高度成長期に建造された多くのコンクリート構造物が危機的状況であることを勇気と良識ある研究者によって発表され、我々市民が危機意識を持って知るところとなった。その予言的な警鐘は、トンネル崩落、になり建設関係者は、どんな思いでそれを容認し、責任を放置してきたのかと怒りを覚えました。 しかしながら、日本の良識ある建設関係者は既に問題の本質に近づきつつあり、押し付けの既成概念に囚われない「新たな手法」を模索・開発・使用し、構造物を不良債権化させない為の努力を怠ってはいないのです。 日本躯体処理(株)は、コンクリートに内在する無機質材料に独自技術の機能性触媒を配合した「躯体に優しい製品」を中心に展開し、コンクリートへの新しいアプローチを提供し、無機質躯体改質分野での先駆的役割を担っていきたいと考えています。

代表者の想い

私は、平成14年にRCガーデックスと出会いました。「これが防水材料?」という第一印象だった事を15年経った今でもはっきり覚えています。
その後の3年間は、実施工を見学し、つかず離れずの関係を保ちつつ、経過観察していました。
メーカーの理念に共感し、施行結果にも満足したため、材料販売をしていた吉川氏(現相談役)を代表取締役として、建築業界未経験の私と平成17年に会社設立する事となりました。
設立のきっかけは、S建グループに加盟していたマンションデペロッパーのK建設が【短工期の防水工事】に着目されて、大型建築物へ全面的に採用していただいていたことでした。
しかし、設立年度に、大きな社会問題に発展した「鉄筋強度計算擬装事件」が起こり、K建設からの依頼は0に…。
それから本格的に長野県と隣接県8県へ営業活動を展開して参りました。設立の翌年、私に代表交代してから10周年を迎え、現在11年目になります。
先に述べたように、建設素人が新鮮な目で施行現場を見たときに持つ疑問をつぶしながら現在に至っています。
今も、新設や改修に関わらず、コンクリートに浸透性躯体改質材の必要性を伝えながら、材料問屋さんから紹介された地下室や配管ピット、エレベーターピットなど埋め戻されたピットの【漏水・止水工事】を平成19年から着手し始め、他の防水屋さんが「できない」と、頭を抱えている防水・止水工事を請け負う業者となり、現在、当社の二本目の柱と成るまで確立する事が出来ました。
これからも、さらなる新技術、新製品を模索し、第三、第四の柱を構築し社会貢献を目指してたゆまぬ努力をして参ります。

施工の流れ
事前工程

作業範囲確認![]() |
安全の確保と作業範囲の確認 |
防水下地補修![]() |
大きなクラックや破損の補修 補修をした場合、補修材の乾燥期間を設ける |
養生![]() |
鋼製建具・ガラス・手摺・樋等へ養生 |
清掃及び洗浄 | 防水面に合わせた洗浄機やブラシ等で汚れの除去清掃 |
1回目工程

散水![]() |
防水面へ散水 |
第1回材料塗布![]() |
防水材を噴霧器やローラー・刷毛などで均等に塗布 |
湿潤養生 | 防水面・季節に合わせ、防水材の湿潤時間を設ける 乾燥する場合、適宜散水 |
2回目工程

散水![]() |
防水材浸透促進のため、防水面へ均等に低圧で散水 |
第2回材料塗布![]() |
防水材を噴霧器やローラー・刷毛などで均等に塗布 |
湿潤養生 | 防水面・季節に合わせ、防水材の湿潤時間を設ける 乾燥する場合、適宜散水 |
最終工程

散水![]() |
防水材浸透促進のため、防水面へ均等に低圧で散水 |
清掃 | 防水面をブラシ等を使用し洗い流す 鋼製建具などに飛散した場合、丁寧に洗い流す |
確認工程

施工確認![]() |
施工漏れがないか確認 |
養生材撤去![]() |
養生を取り外す |
最終点検![]() |
再度、養生部位に防水材が付着していないか確認 |
清掃![]() |
養生材等の撤去忘れがないか確認 |
施工受入検査 | 監督院等の担当者による完了検査 |
会社概要
会社名 | 有限会社 CKS |
代表 | 吉村 覚 |
所在地 | 〒390-1401 長野県松本市波田1524-22 |
TEL | 0263-88-6217 |
FAX | 0263-88-6218 |
営業時間 | 8:00~18:00 |
定休日 | 土・日・祝日 |
お問い合わせフォーム